ツアー・オブ・ジャパン 東京ステージ
昨年に続いて今年も6月5日のツアー・オブ・ジャパン東京ステージの観戦に行ってきました。
横浜を出た時は行くかどうか迷うような空模様だったものの、大井埠頭に着いた頃には雨も上がりどんどん回復。
ほとんど雨に降られることもなく観戦することができて本当に良かったです。
まだ乾ききらない路面の中、逃げる先頭集団10名
今年は2月のツアー・オブ・カタールで落車し大腿骨を骨折した新城幸也が実戦復帰にこのツアー・オブ・ジャパンを選び、さらに昨日の伊豆ステージでステージ優勝したこともあって、悪天候にも関わらず盛り上がっていました。
レースは完全に平坦なコースプロフィールということもあり昨年のような集団スプリントになるかと思いましたが、周回コースに入ってからは新城を含む10人の逃げ集団を終始リード。
最終周回に入って逃げは分裂したものの、その中の1人だったサム・クローム(アヴァンティ・アイソウェイスポーツ)がスプリントを制し優勝。
先に来ていた観戦仲間のスペースに入れていただきiPhoneで流し撮りをしていたのですが、クロームが勝利を確信し拳を振り上げようとするまさにその瞬間の写真は我ながら気に入りました(笑)。
中村龍太郎(株)の応援フラッグ
勝利を確信し拳を振り上げるサム・クローム(アヴァンティ・アイソウェイスポーツ)
⇒Instagram
逃げ集団を捕まえきれなかったプロトンの集団スプリント
さて、現地観戦の楽しみといえば選手と間近に触れ合えたり、普段は見られないプロ選手の機材を間近に見られることですよね。
現地で見かけた小ネタなどをいくつか紹介します。
ゴール後にウィリーを披露する小橋勇利(シマノレーシング)
ファンサービスに積極的なアイラン・フェルナンデス(マトリックス・パワータグ)
新城モデルのリアクトはフレーム単体で約35万円で市販されるようですね。
なんでも選手特別モデルを市販するのはメリダ史上初ということで、いかに新城幸也選手の人気が大きなものかうかがい知れます。
⇒メリダ REACTO TEAM E 桜と富士山を描いた新城幸也専用モデルを市販
(シクロワイアード)
全日本TTチャンピオン、中村龍太郎選手のフェルト・F FRD
フェルトは私の1台目のロードバイクがF95なこと、大のファンであるマルセル・キッテル選手を知った時に乗っていたバイクがフェルトだったこともあって好きなブランドです。
F FRDは無機質な真っ黒いフレームですが、編み目が市松模様にっているTeXtremeカーボンが美しいですね。
何度も書いていますが、サイクルロードレースはマラソン並みの距離感で、最大60km/hを超えるスピードで駆け抜けていく風を感じられて楽しいですね。
また機会があればどこか観戦に行きます。
ちょっと登ってみたライド
おとといはちょっと登りたい気分だったので、手ごろな長さでまあまあのキツさというところで湘南国際村へ行ってきました。
関東地方にお住いのロードバイク乗り以外の方には馴染みが薄いと思われるので簡単に説明すると、湘南国際村は三浦半島の付け根、鎌倉市の南隣の葉山町と横須賀市にまたがる丘の上にあり、研修施設やサービス施設・居住施設が整備された地域です。
関西で言えば京都の国際会館のようなイメージでしょうか。
⇒湘南国際村公式Webサイト
ここへアクセスするには同地を通過する神奈川県道217号で北側もしくは南側から登ることになりますが、葉山町の市街地から近い北側の坂がヒルクライムのメッカになっています。
いつものように境川サイクリングロードを南下して行き、江の島や鎌倉には目もくれず海岸沿いを東へ。
葉山町の中心部を少し過ぎたところで横須賀方面へ行くと湘南国際村への登り口にたどり着きます。
いつもの休憩所から鷺舞橋。
この辺りはコンクリートで護岸ではないので美しい川の風景ですね。
湘南国際村の登りのキツさは、道路標識が絶えず現在の勾配率を教えてくれるところ。
登り口にいきなり「9%」の標識があり、ゆるやかな右カーブを2つ過ぎてやや勾配が緩やかになったところで「7%」の標識とともに500mほどのまっすぐな上り坂が視界に入り心を折りに来ます。
登り口に早速登場する9%の標識…
その先のトンネルで一旦ほぼ平坦になりますが、トンネルを抜けるとまた上りになりまもなく湘南国際村へ入るといった具合。
距離はそこそこなので肉体的に苦しいとか、心肺が保たないと言うよりも、目の前の坂に対していかにめげずにペダルを回し続けられるかが鍵だと思います。
前回初めて来た時は友人のアシストを受けながらファミリーマート湘南国際村店まで登ったところで終わりだったので、今回は交差点を左折して頂上まで行ってみました。
後半は勾配率こそ前半に比べて緩いものの、6%前後でダラダラと登る感じが辛い。
おまけに右手に住宅地が見えてそんなに距離はないのかなと思っていると、ファミリーマートのある交差点からさらに1km以上も登り続ける羽目になります。
まあ、友人の「上に行っても何もない」とは、見所も達成感も含めてよく言ったもんだなと…(汗)
ともあれ、車両で行ける一番奥まで行ってみました。
バスロータリーより先には車止めがあり、その先には農業体験ができる施設やゴルフ場があるみたいですね。
湘南国際村の最果てにて。
そこから見えるのは畑とゴルフ場。報われない。
とまあ、特に長居するほどのものもなかったのでさっさと引き返し、ファミリーマートで休憩してから帰りは急勾配を避けつつ逗子、朝比奈を経由して帰りました。
ガリガリ君は登りきったご褒美。
この日の記録は途中のファミリーマートまで(約1.6km・高低差98m)5分3秒、頂上まで(約2.7km・高低差137m)8分41秒。
頂上まで行っても駅伝でおなじみ箱根峠の上りの1/6くらいの長さなので、適度にキツくなってきたところでサクッと終わるのがいいですね。
◆走行ログ
ヤビツ峠リベンジライド
ゴールデンウィーク中は近場を2度走ったものの、いろいろあって100km以上走る時間を取ることができなかったので、その鬱憤を晴らすべくヤビツ峠へ行ってきました。
ヤビツ峠は7ヶ月前に一度挑戦し、その時は一番キツい最初の3kmを無謀なハイペースで行ってしまい左脚が攣り、足をついて休んだりストレッチしながらなんとか登りきったという体たらくだったので、ぜひリベンジしたかった峠。
ヤビツ峠までは輪行が苦手なので戸塚の自宅から長後街道を西に走り、伊勢原市から国道246号を走って名古木交差点へ。
ところが海老名市内に入ったあたりからずっと左前から強い風が吹きつけ、できるだけ貯めておきたい脚を削られる始末。
おまけに名古木交差点の手前にある善波峠が約1.8kmにわたって終始5%の上り勾配が続く苦手なタイプの上り坂で、名古木交差点に着くまでが結構大変でした(汗)。
国道246号を東から来るとヤビツ峠の前に待ち構える善波峠。
名古木交差点の角にあるセブンイレブン秦野落合北店でアイスとおにぎり、ジェル系の補給食を突っ込み、いざヤビツ峠へ。
前回の反省を踏まえて今回はフルームよろしくガーミンとにらめっこしながら走る作戦を採りました。
心拍数が180を大きく超える時間が続くとキツくて走れなくなってしまうので、170〜180をキープするようにペースをコントロール。
速度は10km/hを大きく割り込まなければ1時間以内に登りきれるのだから、ということで気にしないことにしました。
結果としてこれが大成功で足つきなしで無事に登りきり、タイムは名古木交差点から47分5秒、デイリーヤマザキ秦野藤棚店から41分51秒でした。
普段は平地ばかり走っていて登りには正直言うと苦手意識があるので、このタイムなら個人的には満足ですね。
定番の場所で記念撮影。
祝杯はコカ・コーラで。
ヤビツ峠を登った後はそのまま裏ヤビツを下りオギノパンへ。
Twitterでもよくオギノパンに立ち寄りパンを食べているフォロワーさんを見かけるので、大のごはん党ではあるもののぜひ行ってみたいと思っていた場所でした。
あげぱんは本当に揚げたパンに砂糖をまぶしただけのシンプルなものですが、やはり出来たてに勝るものはなく。
やさしい味わいが良かったですね。
思わずお土産にあんぱんを3個も買ってしまいました(笑)。
大勢の人で賑わうオギノパン本社工場。
名物のあげぱん。ヤビツ、宮ヶ瀬にお越しの際は是非。
学校給食のパンも作っているということで、学校の椅子が(笑)。
ところで自転車乗りが多く訪れるということでスタッフにも趣味がロードバイクという方が多いらしく、あげぱんの代金を支払う時に店長さんとこんな会話がありました。
店長「そのジャージ、カチューシャの今年のやつですよね?早いっすね」
筆者「ええ、公式サイトの通販で買ったんです」
店長「へぇ〜誰が好きなんですか?クリストフですか?」
筆者「ザッカリンが好きなんです」
店長「またマニアックっすね(笑)」
筆者「ありがとうございます(笑)」
確かにクリストフ、ホアキン・ロドリゲスを差し置いてザッカリンが好きな人はマニアックですよね(笑)
今日着て行ったチーム・カチューシャのジャージと筆者近影。
オギノパンで補給と買い物を済ませた後は相模原市内から国道16号へ、さらに淵野辺から境川CRに入り戸塚へ帰宅。
久しぶりに山を登り、久しぶりに100km以上走り、とガッツリ走りさらに楽しめて充実した1日でした。
地理マニア向け、境川前後のアンジュレーションの変化。
◆走行ログ
カネ神社と悪いところをぶつけるライド
日曜日は自転車仲間の方が近くを走っているというので途中から合流させてもらい、新しく知り合った地元の方に鎌倉を案内してもらいました。
鶴岡八幡宮から鎌倉の町を貫く若宮大路の反対側、滑川のローソンで仲間と合流し、海岸沿いで集合写真を撮ってからまず向かったのは銭洗弁財天。
由比ガ浜にて。右側3台の変態ぶりが素晴らしいですね。
ここに湧く霊水「銭洗水」でお金を洗うと何倍にも増えて帰ってくるとして鎌倉の観光スポットにもなっている神社ですが、自転車乗り的にはそこへ辿り着くまでの坂に血が騒ぐ人が多いとか。
以前行こうとして道を間違えた上にパンクして遅い時間になってしまったのでその時は諦めたのですが、今回ちょうどいい機会なので連れて行ってもらいました。
どんな坂かというと写真のとおり、平均勾配16%、最大勾配27.9%という笑っちゃうくらいの「激坂」が住宅地が切れたところから300m弱ほど続いていますw
激坂の証、リング付きのコンクリート舗装!
さて、今回走る5人の中では一番年上なのでエース待遇で…というわけでもなく、金魚の糞となって集団の一番後ろから登坂開始。
ところが目的の神社は全部登らなくても1/3くらい登ったところにあるのですが、上まで登ってみたかったのもさることながら「止まるとコケる」恐怖感に襲われ、勢いで前4人を交わして一番上まで行ってしまいましたw
あまりの坂のキツさに半笑いになりながら息を切らして登っていると、前から降りてきた女子大生のグループに「なんかすごい顔してたね…」と言われましたがむしろご褒美です。
さて上まで登ってみたはいいものの、下るのもまた地獄。
目一杯腰を後ろに引いて重心を後ろに取るものの、それでも前のめりに落ちていくようなとんでもない坂。
普通の姿勢のままブレーキをかけたら速度が落ちないか、フロントタイヤがロックして前転し上から自転車が降ってくるレベルで、これはこれで生きた心地がしない、本当にとんでもない坂でした。
無理やり駐輪の図。道路の角度がおかしい。
銭洗弁財天のあとは定番の鶴岡八幡宮に立ち寄り、つづいて鎌倉宮へ。
ここは「厄割り石」という、素焼きの盃で身体の悪いところを撫でて、そのあと一思いに盃を石にめがけてぶん投げて割れると快くなると言われる石があります。
最近なんだか全体的にポンコツなのでひと通り身体中撫で回したあと投げてやろうかと思いましたが、もし割れなかったら余計悪くなるらしいのでやめておきました()
鎌倉宮。静かな雰囲気が神社マニア的に○でした。
10km弱ほど走り鎌倉観光したあとは、COPEN LOCAL BASE KAMAKURAに立ち寄り軽食タイム。
ここは名前の通りダイハツが販売している軽自動車のオープンカー、コペンが展示されているカフェ。
とはいえオーナーしか利用できないわけではなく地元の人、さらにはサイクルラックも設置されていてサイクリストさえも歓迎してくれるというオープンな施設です。
タコスを食べついでにコペンを観察してみましたが、電動ハードトップのモデルが意外とカッコよくて魅かれるものがありますね。
…軽自動車なのと、自転車が積めないのでおそらく買うことはないですが()
コペン セロ クーペ。リアのルーフラインが気に入りました。
なかなかスパイシーで本格的だったタコス。
帰りは金沢区在住の友人に先導してもらい朝比奈峠を越えて、大船から柏尾川に沿って戸塚に帰りました。
ところが事件が発生したのは柏尾川の遊歩道。
前から近づいてくるライトが見えて左寄りの進路を取らないとと思い一番左のポールより左を通ろうとしたところ、前方の照明が明るいせいで見えなかった段差に接触してしまい落車しました…
前の照明が影を作っていて段差が見えず、気づいたのは5mくらい手前。
幸い左の膝と腰のあたりを打ち擦り傷になった以外は大した怪我もなく、自転車も左のSTIレバーの先とクイックリリースレバーが削れただけで修理が必要ないレベルのダメージ。
ウェアも奇跡的に擦れたり破れたりといったこともなく、買ったばかりのRaphaのビブも無事でした。
生活に支障が出るような怪我もなく、自転車もフレームやフォークにクラックが入らなかったのが不幸中の幸いですね。
距離的には45kmと短めでしたが、最後の落車は余計だったにせよいろいろ盛りだくさんで楽しい1日でした。
◆走行ログ
快復走ポタリング
今週は月曜日に風邪を引いてしまい火曜日は2年ぶりに欠勤、週の後半も体調の悪さを引きずってしまった一週間でした。
そういうわけで土曜日は「快復走」と称して、夜になってから横浜をぶらりと自転車で散歩して来ました。
※回復走=血流を良くすることで疲労物質を早く体外に排出することを意図した軽めの負荷での走行なので、もちろん本来の意味とは違います(笑)。
基本的には病み上がりでまだ喉が少し荒れているので無理をせず心拍計を見ながら負荷をかけないように走るのですが、今週は金曜日しか自転車に乗っていないので脚が回る回る(笑)。
箱根駅伝では難所として知られる権太坂を自己ベストに次ぐタイムで駆け上がり横浜市中心部へ入り、モンベルリーフみなとみらい店で自転車を少し見てもらってから横浜市街をゆっくりとポタリングに入りました。
横浜中心部のルートは地図の赤線を右回りによこはまコスモワールド→横浜赤レンガ倉庫→横浜開港記念館→横浜公園・横浜スタジアム→開港広場→山下公園の順。
以下、写真でどうぞ。
よこはまコスモワールドの観覧車
横浜赤レンガ倉庫にて、愛車近影
横浜開港記念館
横浜公園に咲くチューリップ
中華街の北の入口、玄武門
横浜マリンタワー
戸塚に引っ越してくるまでに何度か横浜観光をしたことはありますが、夜の横浜も昼とはまた違った趣があっていいですね。
新たな横浜の魅力を発見できたような気がします。
◆走行ログ