6bitの思考

自転車、モータースポーツetc... 思いついたことを取り留めもなく綴るブログ

激坂が好きになったきっかけの話

好きなサイクリングコースは人それぞれだと思いますが、私が大好きなもののひとつに「距離が短い急勾配の坂」があります。

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榁木峠にて。勾配の厳しさを表現したかった。

勾配が12~15%を超えた辺りからか、アスファルトロードローラーで踏み固めるのが難しくなるため舗装がコンクリートになります。
そして滑り止めとして丸い模様が並んでいるのを自転車乗りは愛憎を込めて「ドーナツ」と呼びますが、私は断然ドーナツを見ると燃えるタイプ。
とはいえドーナツは言うなれば「激坂の証」ですから、私も最初は苦手意識がありました。

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ドーナツはお好きですか?

「もしかしたら激坂が得意なのかも」と思ったきっかけは、鎌倉の銭洗弁財天に通じる源氏山の登りでした。
Twitterで知り合った方の案内で鎌倉付近をグループライドした時に初めてお参りしたのですが、銭洗弁財天は平均勾配15%強の登り坂の中腹に鳥居があり、素掘りのトンネルを抜けるとその奥が境内になっています。
住宅地を進んでいると目の前に急な坂が見えて、失速して立ちゴケはしたくないので前に出て勢いそのままに突入。

あっ、鳥居…

止まれない😇

結局そのまま頂上手前の折り返しまで登りきってしまいましたw

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この斜度で冷静にクリートを外して止まれますか…?

「どこまで行くんだよw」と言われたのは言うまでもないですが、単に20%近いの登りの途中でクリートを外せる気がせず止まれなかっただけですw

その時に「あの坂をゴリゴリ登っていくのはすごい」と褒められて、帰ってStravaを見てみるとタイムも悪くない。
タイムアタックしたらどこまで行けるのかと思い後日やってみるとさらに10秒縮められました(その結果、現時点で430人中30位くらいのところに居ます)。
genji geki climb

私はライド後には必ずStravaで登りのタイムを確認するのですが、やはり距離が短いほど、勾配が急なほど上位に入る傾向があります。
それはつまり持久力が無く長い登りだとタレてしまうことの裏返しでもありますが…
体重が軽く、長い間パワーを出し続けるよりも短時間ちょっと高い出力を出す方が得意、そんな私にとって激坂は唯一輝けるところ。
フォロワーさんの言葉を借りれば「激坂はアトラクション」、今はまさにそんなイメージですね。

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気分はカペルミュール。Allez! Allez!