お稲荷様に導かれて
せっかく天気のいい日だったので、大正池を越えて和束町に行くはずでした。
ど う し て こ う な っ た 。
前回はカスカスの脚で登ろうとして15%登りで痛恨の足付きをしてしまった犬打峠のリベンジをしようと思っていたのに…!
仕方ないので引き返していつもの京阪奈エリアに向かうことにしました。
京都府と奈良県の県境には交通量が少なく適度なアップダウンのある道路が選り取り見どり、サイクリングをするには最高の環境です。
ひとまずの目的地に選んだのは京田辺市の西の端、天王。
私は中学生の頃は京阪バスを使って高槻市内の学校に通学していて、ときどき地区定期券を使って枚方営業所管内の各路線を乗り潰ししていたのですが、ここはバスの本数が少なくどうしても来ることができなかった「近くて遠い場所」のイメージがあります。
とはいえ単なる山間の集落なので特に何があるでもなく、このまま南に抜けてくろんど池に行こうか…と考えていたら「天王稲荷神社」の看板を発見。
私は神社好きでもあるので、ちょっと行ってみるかと思って矢印の指す方向に自転車を走らせました。
ウッヒョオオオオォ😇 pic.twitter.com/UpU8koqiyi
— てかりん (@tekarin) 2019年3月2日
そこには、最大斜度25%に達しようかというとんでもない激坂が待っていました。
冗談ではなく本当に口を衝いて出た「ウッヒョオオオオォ」という変な笑い。
久しぶりに「まずい、後輪が空回りしてスピードが落ちたら立ちゴケする…!」と恐怖感に襲われながら必死のダンシングでなんとかクリアしました。
しかも登りきってから地図を見直すと登らなくても良かった坂を登っていたというオチまでついたのですが、まあネタになったので良しとしましょう。
それにしても天王稲荷神社、不思議な佇まいでした。
先ほどの激坂からも分かる通り急傾斜地にあってこの付近はどの民家も立派な石垣の上に建っているのですが、まるでちょっとした郭のような石垣に立派な社務所。
そう、この建物は神社としての建築ではないのです。
なかなか神様を祀る本殿よりも立派な社務所を持つ神社は見かけないですよね。
予想外の激坂クライムにすっかり脚を削られたあとは当初考えた通り高船からくろんど池の方に抜け、清滝峠を越えて帰宅しました。
暗くなっても走る気で気合いを入れて出たのに走行距離80kmとちょっと不完全燃焼感が否めないライドでしたが、これで2019年の総走行距離が1,000kmを突破。
暖かくなったらもっと乗り込んでいきたいですね。
以下、StravaとReliveです。
Relive '2C+O2→2CO'