BRM925伊豆200 その1<スタート〜小田原市内>
前回までの記事で何度か触れていた通り、9月25日に開催されたVCR横浜あおば主催の200kmブルベ「BRM925あおば200km伊豆」に参加し、11時間6分で完走しました。
初めてのブルベで右も左も分からない状態から完走だけを目標にがむしゃらに走った結果、一度もタイムアウトの危機にさらされることなくゴールできたので、初めてにしては上出来かなと思います。
以下、役に立つかわからないですが、204kmを走って感じたことを取りとめもなく書いてみます。
◆コースの概要
VCR横浜あおば公式サイト「BRM925あおば200km伊豆」より引用
藤沢市の北部、湘南台にある桐原公園をスタートし、相模川を越えて平塚市から国道1号、国道135号を通り相模湾に沿って熱海市まで南下。
伊豆多賀駅を過ぎたところで進路を西へ取り山伏峠を越えて修善寺へ下り、大見川を遡上するように温泉地として有名な湯ケ島を通過すると国士峠、次いで冷川峠を越えて伊東からふたたび相模湾沿いへ。
国道135号を越えて多賀からは途中真鶴市街、湘南銀河大橋の手前で別ルートを取るものの、ほぼ往路と同じコースを通り湘南台へ戻ってくる200km(実走距離204km前後)のコースです。
BRM925あおば200km伊豆断面図(クリックで拡大)
断面図を見ると真ん中に山がピョンピョンピョンと3つ並んでいますが、左から順に山伏峠、国士峠、冷川峠です。
その他に伊豆半島東岸の真鶴、湯河原、熱海、伊東の市街地の前後は山に囲まれていてアップダウンがあり、前後の1/3ずつは平坦、真ん中の1/3は山岳コースといったプロフィール。
初めて参加するブルベにこれを選んだ理由は非常に明快で、
スタート地点が家から近いから(笑)
自宅からおよそ8kmほどということもあって、5時前に家を出ればブリーフィングが始まる5時半に間に合うので軽い気持ちでエントリーしました。
完走してから振り返ってみると、「まさかこんなにキツいとは…」ですが(笑)。
◆集合からスタートまで
集合地点に着くと既に20名ほどの出走者が集まっており、まず受付に行ってスタートリストに署名をした後ブルベカードを受け取り、必要事項を指示通りに記入します。
「スタートリストにサインをする」というのはいかにもグランツール出走前のサインボードを彷彿とさせて、サイクルロードレースファン的にはワクワクしますね(笑)。
桐原公園でスタートを待つ参加者
その後5時半からブリーフィングが始まり、200kmブルベで初心者が多いということもあってブルベについての簡単な説明と、コース上の注意点に関する説明がありました。
コースの説明ではまず山伏峠の登り口について説明があったのですが、
登り始めると修善寺まで一切補給できません
続いて国士峠は、
すれ違う車もないような道です
落ちたらサヨナラですので気をつけて下さい
なんですかそれ怖すぎでしょ(汗)。
まあ、ここまで来たら走るしかないのですが。
ブリーフィングの後は車検でしたが、こちらはあっさり終了しました。そして車検が終わった人から順にスタートしていきます。
◆桐原公園〜小田原市内
と言っても、スタートしてから第1PCまではトレインに乗っかって楽をするために全く写真を撮っていないので面白くもなんともないのですが(汗)。
やはり人の後ろについて空気抵抗を避けながら走るのと単独走行とでは必要な出力が全然違います。自然発生的にトレインが形成されるので乗っていくのが楽でいいですね。
平塚市内に入ったところでトレインの2番目になり、ずっと牽いてもらうのも申し訳ないなと思って大磯町に入るところで前に出て牽引開始。
…のつもりが、前を走っていた方はそれほどスタートダッシュが強くない方だったので、すぐに単独走行に(汗)。なんだかタダ乗りした挙句に千切っていく不届者のようになって申し訳ないですね…
二宮町あたりで前の小集団に追いついたものの、信号待ちで千切れたあと先頭になった方が単独での巡航があまり速くない方でペースが落ちて来ました。
そうこうしていると後ろからどこかのチームの練習と思しきトレインが。
すかさずブリッジを掛けてタダ乗りしました(笑)
いやあ、速い速い。
ずいぶん楽させてもらった上に、ついていけなくなって酒匂川の手前で千切れるまでは35〜40km/hで巡航できたのではないかなと思います(笑)。
まあ、こんなことに脚を使ったのが後々効いてくるわけですが…
以下つづく。
巨人への道
今週は22時以降に帰宅すること3回、日付が変わるまで仕事をした日もあったので土曜日はすっかり寝坊。
でも休みの日に家に居ても暇だしということで、ふらっと自転車に乗って家を出たらランド坂にたどり着きました。
かわうそジャージが呼んだか多摩川。
ランド坂─ファームも現地観戦するようなコアな野球ファンにとっては、京王よみうりランド駅から読売ジャイアンツ球場へと続く700mほどの長くて急な坂と言ったほうがわかりやすいですね。
都心や多摩川サイクリングロードからほど近い場所にあり、また尾根幹線でトレーニングに励むストイックなローディーが「激坂成分が足りない!」と思った時に手軽に立ち寄れる場所にあるのが人気の秘訣でしょうか。
いずれにせよ、アクセスが良く10%を超える上りにお手軽に挑むことができるので自転車乗りが集まってくる場所です。
仕事でも矢野口に来ることがあって近くを何度も通っているのに登ったことがなかったのですが、せっかくの機会なのでチャレンジしてみました。
ランド坂、正式名称は「よみうりV通り」
Stravaに登録しているので帰ってガーミンをMacに接続すれば自動的にタイムが記録がされ重宝しているのですが、「よみうりランドV通り」というセグメントのスタート地点はちょっとロータリーに近すぎですね。
有名な場所に来たので写真を撮りたい、でもせっかくなのでアタックして記録を残したいということで、写真を撮ってから一旦数十m戻ったのですが、その時にロータリーに溜まっていたガキ共に
登らねぇのかよwww
と煽られました💢
うるせぇ、Stravaのセグメントのスタート地点がおかしいんだよ💢
煽られて少しムッとしながら、少し助走をつけて25km/h弱で計測区間入り。
「せいぜい700mでしょ?」とタカをくくって、ゆるゆる走り続けて溜めた脚をここぞとばかりに使いながら、最初からガシガシと強めで踏んで行きます。
前半をいいペースで通過し、大きく右に曲がるカーブを抜けてもう少し登ればゴール。
あれ?
…あれっ?
まだ登るのかよ\(^o^)/
ランド坂、ナメてかかると意外と終わらないですね(汗)。
後半は少しタレながらも意地で踏み続けて頂上へたどり着きました。
結果は2分23秒。
体型の割には長い登りは苦手ですが、1kmもない登りだったこともあって初挑戦ながらStravaでは上位1/6に入れたので上出来でしょう。
ランド坂を登り終えての記念撮影スポットといえば、「巨人への道」の碑ですね。
どうでもいい話ですが、私はこの碑の文字を揮毫した「ミスター」こと長嶋茂雄氏と同じ2月20日生まれです。
登り終えて頂上近くの横断歩道のところで右に入るとある碑の前で、記念写真とともにつぶやいたのがこちら。
♪六甲おろしに 颯爽と 蒼天駆ける 日輪の← (@ よみうりV通り in 稲城市, 東京都) https://t.co/HOV2QV9hzJ pic.twitter.com/dz1JpCtWyr
— てかりん@BRM925伊豆200 (@tekarin) 2016年9月17日
ええ、大阪生まれですから。
トラキチというほどではないですが、やっぱり阪神タイガースは気になる存在です。
この日のジャイアンツ2軍・3軍はヤクルト戸田球場でスワローズ戦だったようで球場はひっそりとしていましたが、プロ野球ファン的にはまたひとつ訪れた球場が増えたのも良かったですね。
次はヤクルト戸田球場まで自走して行って、河川敷の土手から野球を観戦したいと思います(笑)。
◆走行ログ
◆おまけ
帰り道にヘルメットにレーシングジャケットを差した状態でふざけてハンドルを投げたら、ふっ飛んでクリアレンズがお亡くなりになりました…\(^o^)/
巨大サドルバッグとヤビツライド
昨日はブルベの予行演習ということで、できるだけ本番に近い装備で走ってきました。
このブログをご覧の方ならご存知かもしれないですが、ブルベ(仏:brevet)は「認定」という意味で、制限時間内に定められた距離の決められたコースを走ることで、統括団体であるオダックス・ジャパンに完走を認定してもらえるという仕組みになっています。
途中にチェックポイントがあり、写真やコンビニのレシート等で通過したことを証明しゴール地点で提出しなければならないので、さしずめ自転車で回るスタンプラリーといったところでしょうか。
さて、9月25日の本番では伊豆の山伏峠(5km・平均勾配10%)を越えなければならないので、斜度は緩いものの途中の蓑毛の直線で10%の登り勾配が体験できるヤビツ峠(名古木交差点から11.6km・平均勾配5.7%)を仮想山伏峠に選びました。
この日の装備。サドルバッグの圧倒的な存在感。
バイクパッキングブームの火付け役となったアピデュラの巨大なサドルバッグ(これでも「コンパクト」サイズらしいですが…)にツールケース、輪行袋、ワイヤー錠、ウィンドブレーカーを放り込んで出発。
先週同様に戸塚から長後街道を西へ進み小田原厚木道路の側道へ、平塚東ICで先週は左に曲がって湘南平を目指したところを右に曲がってヤビツ峠へ向かいます。
いつもの相模川。
名古木のセブンイレブンで補給し、いざヤビツ峠にアタック!
ところが、コンパクトとはいえこれだけの荷物を積んでスタンディングすると、サドルバッグが揺れる揺れる…(汗)。
普段はスタンディング時には自転車を大きく振りながら走るタイプなので、できるだけハンドルを振らないようにスタンディングで走るのは感覚が違って難しいですね。
蓑毛の直線。さすがに3回も来ると穏やかな心で臨めるようになります(笑)。
事件が起こったのは、数ヶ月前から片側交互通行となり信号機が設置されている工事現場でのこと。
私は神奈川中央交通のバスを先頭に車が数台連なり最後尾に並んでいたので、数十秒待ってから警備員の誘導に従い、信号機が再び赤に変わるギリギリのタイミングで工事区間に進入しました。
ところが工事区間を進み出口の信号機がある場所を確認したくらいの瞬間、なんと対向の信号機が青に変わったらしく、信号待ちしていた対向車がこちらに進んで来たので若干スプリント気味に慌てて脱出。
そしてしばらく進むと菜の花台手前の若干勾配がキツくなる区間に入りますが、ここで左脚を攣ってしまいました…
止むを得ず菜の花台の駐車場に飛び込んでひと休みし、そこからごまかしごまかし頂上へ。
脚を攣って初めてやって来た菜の花台。なかなかいい景色。
…と行かないのが私のバカなところで、頂上手前で重いギアを踏みながら黒いアルミロードで登っていくローディーに抜かれたので、負けてられるかと追走してしまいます(笑)。
緩斜面ではこちらの方が速く、勾配がきつくなると離されを繰り返し、付かず離れずの関係を保ちながら頂上へ。
最後のカーブを抜け売店が見えたところで、ふと「師匠」ことアレハンドロ・バルベルデよろしくスプリントしてチョイ差しを決めてやろうかという邪念が浮かび。
踏み込んだその瞬間。
両脚が同時に攣りました\(^o^)/
完全にバカですね(笑)。
まあ、登りのスピードが遅くて抜かれたのに頂上でチョイ差しというのは正直言ってかなりダサいですし、抜けなくてよかったのかもしれないということで(汗)。
帰りは頑張ったご褒美に裏ヤビツを下り、宮ヶ瀬から清川村、厚木を通って戸塚まで戻りました。
ヤビツ峠の頂上(標高761m)は15時頃でも22℃前後で非常に涼しく、下りでは肌寒いくらいでしたが楽しかったですね。
やまびこ大橋から眺める宮ヶ瀬湖。
道の駅清川に立ち寄って、ふわふわのかき氷。緑。
以前ヤビツ峠に登った時も痛感しましたが、ペースを崩して無理をすると必要以上に消耗したり、脚を攣ったりと無用のトラブルにつながりますね。
本番までにもうちょっと練習しておきます(汗)。
◆走行ログ
しょうなんだいらイド
先週は天気が悪かったせいで自転車に乗れず深刻な自転車分の欠乏に襲われたので、今日はその鬱憤を晴らすべく湘南平へ行ってきました。
湘南平への往路は戸塚を出て長後街道をひたすら西へ、小田原厚木道路にぶつかったところで側道沿いに南下し平塚へ。
この側道が信号のない快走路で、追い風にも押されてローハイトリムのキシリウムエリートなのにほぼ40km/h弱で巡航できて気持ち良かったですね。
どことなく淀川に近い雰囲気を感じるので好きな相模川。
途中、地元住民向けの入口「ぷらっとパーク」から平塚PAに立ち寄り休憩。
今日の靴下と日焼け跡。SAKO7のCarolina Blues Black Edition。
さて、湘南平。
湘南平は平塚市の西部、大磯町の北側にある標高200m足らずの小山で、夜には相模湾一帯の夜景が楽しめるのでデートスポットにもなっているようです。
そして自転車乗り的には山頂への約1.6km、平均勾配9%弱の道のりが格好のヒルクライムスポットになっており、ヤビツ峠ほどではないにせよサイクリストが腕試し、いや脚試しにやってくる場所でもあります。
そして登ってみた感想ですが…
正直、前半の2/3が12%を超える勾配で雰囲気を楽しむどころではなく、残りの1/3は比較的斜度が緩いものの、一息つく頃には山頂に着いてしまうので、登って楽しい山ではないですね。
下りは下りで急勾配に加えて舗装状態が悪く、速度を出して下るのが怖い上にコーナーが少ないのでこれまた楽しくない。
また来たいかと言われると、答えはNOです(汗)。
ちなみにタイムは大きな湘南平の看板がある交差点から7分31秒でした。
湘南平の頂上にて、左に見えるのはテレビ塔。
レストハウス前にて記念撮影。
…とまあ、湘南平よりも、そこに着くまでに走った小田原厚木道路の側道が快走路だったのと、平塚PAに「ぷらっとパーク」と呼ばれる地域住民向けの出入口から入って休憩したことの方が楽しかったですね。
帰りは箱根駅伝のルートに沿って藤沢へ向かい、境川CRを北上して帰宅しました。
英字名称は「Torasuko」でいいの?
安定のしおしお。
ひざうら。
◆走行ログ
謎のマグロと大根ライド
どうも、ご無沙汰しております(汗)
習慣的に記事を書き続けるようにしないとブログは書かなくなってしまいますね…
昨晩は晴れ予報だったのに、起きてみたら雨が降っている…!
なんてことがままある、てんで当てにできない首都圏の天気予報曰く日中は雨が降らないらしいということで、お昼から三浦半島を目指してサイクリングしてきました。
朝比奈峠を越えて金沢八景に出ようと思ったら道を間違えて鎌倉に行ってしまうハプニングはあったものの、14時過ぎに横須賀に到着。
行ったことがなかったので休憩を兼ねてヴェルニー公園に立ち寄ってみたのですが、中にはバラ園もあり、海の方に目をやれば米軍、自衛隊それぞれの基地を見ることもできて面白い公園ですね。
神戸に住んでいた頃、川崎重工の工場で見て以来久しぶりに潜水艦も見ました。
春・秋のバラの季節にまた訪れたいヴェルニー公園。
ヴェルニー公園から見える海軍施設、こちらは海上自衛隊側。
ドックで整備される潜水艦。
港町に来て山の雫とはこれいかに。
ヴェルニー公園を出た後は三笠公園を横目に海岸線に沿って走り、観音崎から南に向きを変えて三浦半島の南端へ。
久里浜から国道沿いではなく海に向かって走ると目の前に海が開ける、野比の東から見る金田湾の風景はすっかり気に入りましたね。
三浦半島をドライブやサイクリングで訪れる時は国道134号ではなく、久里浜港、ペリー公園の前を通り過ぎてぜひこの風景を見てもらいたいですね。
三笠公園の中には自転車では入れないので泣く泣く…
「ろんぐらいだぁす!」作中で亜美ちゃんが「こんなの聞いてないですよ!」と悲痛な叫びをあげていたあの坂。
長さ500mほどあり最大勾配は11%だそうです。
前回は気付かず素通りしてしまったのですが、三崎の市街地に着く手前に風車が見えるその袂に宮川公園という公園があります。
ちょっと立ち寄ってみようと思い駐輪場に自転車を駐めると、目の前に青いマグロの兜が…?
説明曰く、三浦半島の各自治体が共同で「自転車半島宣言」をしたのに合わせ各所に整備されたモニュメントのひとつだそうですが、マグロも大根も三浦半島の名物とはいえ、コンセプトがよく分からないですよね(笑)。
マグロと大根、どちらも三浦半島名物ではあるけども。
雨上がりで空気が汚れていなかったおかげで、三浦半島から富士山が見られて感動。
⇒Instagram
余談ながら、低すぎてちょっと駐めるのに難儀したサイクルスタンド。
もうちょっと高めでもいいのに。
帰りは三崎口駅から「赤い電車」京急の快特に乗って、横浜市内で地下鉄に乗り換えて帰宅。
はるばる4時間半かけて走ってきた68kmの道のりも電車だとちょうど1時間ほどで走りきってしまいますが、非常に楽でいいですね(笑)。
新しい輪行袋を買ってから輪行が苦でなくなったので、電車と組み合わせていろんなところを走ってみたいですね。
車椅子スペースを拝借。ぴったり。
京急2100形は本当に快適で素晴らしい電車ですね。
◆走行ログ