Keep on clinging!

自転車を中心に鉄道や野球・モータースポーツ観戦など、趣味について書くブログ

ちはやぶるライド

二度寝から目覚めてTwitterを眺めなが行先を考えていたらピンと来て、そこから準備をして家を出たのは11時20分過ぎ。
オフトン峠をホームコースとするゆるぽたサイクリストの朝は遅い。

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全速前進でヨーソロー!

Twitterを眺めてピンと来たのは、一時期流行った「めけぽんビンゴ」のお題「大阪府で行ったことのある市町村」を見ていてのこと。
関西圏在住でない方には馴染みのない地名ばかりかと思いますが、一時期神戸と横浜に住んでいたのを除くと大阪府民歴24年の私にとってはどこも行ったことがある所ばかり。ただその中でひとつだけ、行った記憶が浮かんでこない場所がありました。

千早赤阪村

大阪府の南東端に位置し、面積は37.3平方キロとそれほど広くはなく。大阪府の最高峰である葛城山(標高959m)、最高地点(1,053m/金剛山の中腹)を擁し、大阪府下では最も山がちなところにあります。
そしてなにより村内を横断する道が国道309号しかなく、水越トンネルが開通するまでは酷道そのものだったため交通路としてもさほど重要ではない…ということで、千早赤阪村に行こうと思わなければなかなか通り過ぎることもないイメージがあります。

ということで、千早赤阪村へ行こうと思い立ち、軽く下調べをしたらササッと用意をして出発。Googleマップを見て行きたいなと思ったのは金剛山と下赤阪の棚田なので、この2つを目的地として南河内サイクルラインを下って行きます。

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レトロな佇まいの玉手橋は昭和3年架橋だそうな。

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金剛大橋東詰交差点より、PLのシンボル大平和祈念塔。

金剛大橋交差点からは大阪府道705号富田林五條線をひたすら南へ進んで行きます。一旦国道309号と合流し再び離れたら本格的なヒルクライムがスタート。ここからヒルクライムのゴール地点となっている金剛山登山口の駐車場まではおよそ10.3kmの道のりで、この間で550mほどの獲得標高になります。つまり平均勾配は5.3%ほどで、関東で言えば箱根と同程度、ヤビツ峠より少し緩めといった所でしょうか。
登ってみた印象ですが、意外と勾配の変化があり一番厳しいところで10%超になる一方でまとまった長さの平坦、下り区間もあり、変速をうまく使って無駄な力を使わないように走る必要があるなと感じました。

さて、面白かったのでネタにせざるを得ないのですが。
7kmほど登りゴールまで残り3kmというところでどうにも辛そうなコルナゴ乗りをパス。まあまあの速度差で追い抜いたはずが、数百mほど先で車が来ていないか後ろを振り返ったら、なぜかすぐ後ろに居るじゃないですか。
少し様子を見、一旦下りになる手前でペースアップし引き離しにかかって見たものの、なぜかくっついてくるコルナゴ。初めてのヒルクライムですし淡々と登りたいので「争う気は無いから先に行け」と何度かサインを出すも、一向に前に出ようとしない。

ええ、完全なツキイチ野郎です。

ちょうど前日のパリ〜ニースでサイモン・イェーツが山頂フィニッシュを決めたところだったのもあって、もうこの時点で一定ペースで登るなんてことは忘れて「絶対にこいつより先にゴールしてやる」という変なスイッチが入りました(笑)。
「前に出ないなら牽かないぞ」と少しペースを落として脚を溜めながらゆるゆる登って行きますが、もちろん抜いてくれません。カーブの度に後ろを見ても数メートル間隔でついてくるのは変わらず。
そして最後の1kmほどは視界が開けて勾配が少し急になるのですが、ここで先客を見つけて吸い込まれるようにペースアップ。ツキイチ野郎も付いてくる。
残りおよそ300メートル、後ろを振り返るとペースを上げてツキイチ野郎が差しに来る…!

溜めた脚で軽くスプリントして逃げ切ってやりました。
Stravaによると最後の200mは10%前後の斜面を平均500W弱で駆け上がったようです。ギアを1枚上げすぎて思ったより回らなかったかも。
しかし作戦的には完璧に決まったので山頂フィニッシュでガッツポーズ(笑)。
そもそもゴール前で差されたところで、途中で追いつかれている時点で登りのタイム的にはこちらの方が勝っていて付き合ってやる義理もないですが、楽しかったのでOKとしましょう。

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山頂フィニッシュ地点の登山口駐車場入口。

山頂で少し休憩したら、少し汗冷えして寒さに震えながら下赤阪まで戻ります。
旧道と新道の合流地点まで戻って来たら左手にある脇道に外れて、しばらく曲がりくねった細い道を行くと。

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日本の棚田百選にも選ばれた風景、下赤阪の棚田。

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別のアングルから、棚田を見下ろすのも良いと思う。

思っていた以上に下赤阪の棚田は見事でした。
スケール感で言えば房総半島を走った時に見た大山の千枚田の方が大きいですが、一望できる範囲にまとまった美しい佇まいが素晴らしく、ここまで50kmを走って見に来て良かったと思わせてくれる風景でした。
棚田までなら登りも大したことはないので、登りは苦手だという方も最後にちょっとだけ踏ん張って見に来てみてください。

帰りは約束の地カナン河南町から南河内サイクリングコースへ入り、八尾市内からは中環を走って1時間半ほどで帰宅。
ヒルクライムあり、勝負を仕掛けて来たコルナゴを返り討ちあり、ゆるぽた要素ありで楽しかったですが、美味しいものが無かったのがちょっと残念でした。

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カナンの丘板持トンネル上から富田林市街を一望。

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飛ばすのには不向きですが、車止めも少なく気持ちいいコースです。

以下、走行ログ。