ぶるるるべびわこ #3
謎の「うぇぶさいと」を後にし、どうやら雪も積もっていなさそうなので琵琶湖岸を離れて当初の予定通り日野町を目指します。
滋賀県でサイクリングというとどうしてもビワイチのイメージが先行しがちですが、少し陸の方に行くと広大な近江盆地の田んぼの真ん中をまっすぐ突き抜ける快走路が至る所にあり、ところどころ丘が彩りを添えてくれるといった感じでサイクリングには持って来いのロケーション。ビワイチばかりでなく湖東の自治体もサイクリストの誘致に乗り出してくれたら良いのに、と少しもったいなく感じます。
列車も近江盆地の真ん中をまっすぐ突き抜けて。
JR琵琶湖線(東海道本線)を越えると、新幹線の車窓から見つけて以来ずっと訪れたかった場所はもう目の前でした。
★ 長嶋神社
滋賀県神社庁のWebサイトで調べても由緒がはっきりせず、おそらく車窓から見て神社の裏手にある長島集落の鎮守として創建された神社なんだろうと思います。
ただ、新幹線から見ると立ち並ぶ木々の手前に鳥居が見え、その少し奥で琵琶湖線が杜を貫いていて、一体どうなっているんだろうと不思議な風景。
ならば見に行ってみるしかないということで、今回のサイクリングの目的地のうちのひとつにしました。
鳥居の奥に線路と杜。社殿は?
新幹線は最高速度285km/hで駆け抜けて行く区間で長嶋神社が見えるのも一瞬なので、参道を横切る踏切があるのかな?と予想していたら、もっと素敵な作りでした。そういえば前後は築堤区間だった。
煉瓦造りのトンネルと築堤上を走る琵琶湖線。
そしてトンネルをくぐると「長嶋神社」の標柱と神楽殿が見えてきます。
背の高い建物も山もなく広々とした近江盆地の中にあって、小さな神社ですが立派な鎮守の杜によってここだけが周りから切り離されたような雰囲気。わざわざ自転車で100km以上走ってきた甲斐がありました。
小さな神社の割には立派な神楽殿。
高く育った木々に囲まれた社殿。
神社から後ろを振り返った風景もまた素敵でした。
長嶋神社で精神的にリフレッシュしたら、さらに近江盆地の奥へと向かって行きます。
道はあいかわらずの快走路でしたが、実はこの頃から空腹を感じ始め。
さらに立ち寄ろうと思っていた道の駅が思っていたよりも10kmくらい先にあるという計算ミス、コンビニすらもないと完全な補給ミスをやらかしてしまい、ハンガーノックでさっぱり脚が回らなくなりヘロヘロになりながら道の駅アグリパーク竜王へ辿り着きました。
どんな気分で走っていたかは、道中の写真はおろか道の駅の全景写真すら撮り忘れていることから察してください(汗)。
それでも焼肉定食の写真だけは忘れないゆるぽたサイクリストの鑑。
地元特産の近江牛を使った焼肉定食でがっつり補給したら、いよいよ最終目的地の日野町までは10kmちょっと。
ここから先は#4へと続きます。
横風が出てきたけれどそれでも快走路。