6bitの思考

自転車、モータースポーツetc... 思いついたことを取り留めもなく綴るブログ

BRM925伊豆200 その2<小田原市内〜修善寺>

◆前回記事はこちら
BRM925伊豆200 その1<スタート〜小田原市内>


小田原市内〜山伏峠登り口

小田原の市街地を通り抜け、早川口交差点からの国道135号は初めて走る区間
東海道線のガードがいい目印になるので迷うことなく左折することができました。

真鶴街道は道幅が広くない上に白線には居眠り防止のための凹凸がありあまり端に寄れず、ドライバーによっては自転車に引っかかってすぐには抜いてくれなかったり、特に真鶴市街の前後に細かいアップダウンがあったりで、正直あまり走りやすい道ではありませんでした。
おまけに小雨が降って路面が濡れた状態だったので、この区間では雨中でのサイクリングを楽しむといった感じで30km/hを超えないくらいのペースで走行。

が、今回のブルベ第1のやらかしは根府川を過ぎたあたりで起こりました。
鈍色の海と空を眺めながら気持ちよく走っていると、蛍光色の反射ベストを着た人たちが集まるコンビニを通り過ぎ

第1PCをオーバーランしました

幸いすぐに気づいたので数十m戻るだけで済みましたが、せめてキューシートを見てステムにメモでも貼っておくべきでした(汗)。

PCとはフランス語で「Point de contrôle」の略で、英語で言えばチェックポイント。
ブルベではゴールまでの制限時間の他にPCにも制限時間が設定されており、これを超えてしまうと残念ながらその時点で失格となってしまいますが、ここまで42km強の道のりはほぼ平坦ということもあって余裕でクリアしました。

この区間でのハイライトといえば、やはり熱海。
「東洋のモナコ」とも言われる場所ですが、なるほど斜面にまで立ち並ぶ旅館の建物、湾曲した海岸線にはヨットが所狭しと並んでいる、と共通点が多いですね。

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少しコースを外れて、熱海親水公園からの眺め。

熱海市街地を出ると、上り坂でスピードが乗らない区間にトンネルがあり危険を回避するためか、往路は国道を外れてトンネルを3つ迂回するコースになります。
1つ目・2つ目のトンネルは迂回することができたのですが、3つ目の赤根トンネルは「あれ?迂回するんだっけ?まっすぐ行くんだっけ?」と悩んでいるうちにトンネルに進入。

\ブブブブッ/
オフコース


平成生まれの現代っ子らしくGPSで行くぞと意気込んだはいいものの、やっぱりキューシートを見て(ry
いやはや、Edgeとは別にeTrexが欲しくなった瞬間でした。

一応真面目にトンネルを通過したあと、合流地点から正規のルートを逆走してトンネル入り口まで引き返し、Uターンしてもう一度正規のルートを走り直しましたが、戻っている途中で他の参加者とすれ違って声をかけられて恥ずかしかったです(汗)。


◆山伏峠

多賀から静岡県道80号熱海大仁線に入り、今回のブルベ1つめの難所である山伏峠に入ります。
実はこのブルベに参加するとTwitterに書いた時、フォロワーの虫さんから脅しなんだか励ましなんだかよくわからないリプライをもらって戦々恐々としていました(笑)。

事前の情報では5kmの登りの平均勾配が10%、最大勾配は18%にも達するとのこと。
さらに登り口の手前にあるファミリーマートでお話しした大阪出身の参加者の方にも「壁みたいな坂ですよ」と言われ、距離は箱根の半分以下とはいえ一体何が大丈夫なのかさっぱりわからないですが(汗)、とりあえず登っていきます。

JR伊東線のガードをくぐると、目の前に現れたのは

( ゚д゚)!?

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写真を撮っている余裕なんてなかったのでストリートビューです(汗)。

いやなんですかこれ…(汗)
はるか上の方で他の参加者が必死にスタンディングで登ろうとしても全然前に進まないのが見えて、冗談抜きで壁のような坂でした。

おまけにここを越えてもコンスタントに10%を超える斜度の勾配が延々と4kmに渡って続き、勾配が緩んでふっと脚が軽くなったので「平地かな?」と思ってガーミンを見てみると「6%」と表示されていて驚くくらい感覚がおかしくなってしまいます(汗)。

ただ、景色は虫さんのおっしゃる通り本当に綺麗でした。
山伏峠の頂上に近づく頃には空もすっかり晴れ、相模湾との美しいコントラストが見られて、苦しんで登った甲斐がありましたね。

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頂上まで残り1kmくらいの地点から、素晴らしいオーシャンビュー。

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まっすぐ伸びる道路、登り8%(汗)。

5km苦しんで山伏峠を登り切った後は、少し息を整えてから修善寺まで12kmほどの長いダウンヒル
まさにご褒美といった感じで、人里に下りてきてから修善寺までは緩い下り勾配を35〜40km/hほどで駆け抜ける快走路が続き本当に楽しかったです。
写真を撮るのを忘れるくらい楽しかったので、景色は実際に走ってみてのお楽しみということにしておいてください(笑)。


以下つづく。