6bitの思考

自転車、モータースポーツetc... 思いついたことを取り留めもなく綴るブログ

巨大サドルバッグとヤビツライド

昨日はブルベの予行演習ということで、できるだけ本番に近い装備で走ってきました。


このブログをご覧の方ならご存知かもしれないですが、ブルベ(仏:brevet)は「認定」という意味で、制限時間内に定められた距離の決められたコースを走ることで、統括団体であるオダックス・ジャパンに完走を認定してもらえるという仕組みになっています。
途中にチェックポイントがあり、写真やコンビニのレシート等で通過したことを証明しゴール地点で提出しなければならないので、さしずめ自転車で回るスタンプラリーといったところでしょうか。


さて、9月25日の本番では伊豆の山伏峠(5km・平均勾配10%)を越えなければならないので、斜度は緩いものの途中の蓑毛の直線で10%の登り勾配が体験できるヤビツ峠(名古木交差点から11.6km・平均勾配5.7%)を仮想山伏峠に選びました。

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この日の装備。サドルバッグの圧倒的な存在感。


バイクパッキングブームの火付け役となったアピデュラの巨大なサドルバッグ(これでも「コンパクト」サイズらしいですが…)にツールケース、輪行袋、ワイヤー錠、ウィンドブレーカーを放り込んで出発。
先週同様に戸塚から長後街道を西へ進み小田原厚木道路の側道へ、平塚東ICで先週は左に曲がって湘南平を目指したところを右に曲がってヤビツ峠へ向かいます。

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いつもの相模川


名古木のセブンイレブンで補給し、いざヤビツ峠にアタック!
ところが、コンパクトとはいえこれだけの荷物を積んでスタンディングすると、サドルバッグが揺れる揺れる…(汗)。
普段はスタンディング時には自転車を大きく振りながら走るタイプなので、できるだけハンドルを振らないようにスタンディングで走るのは感覚が違って難しいですね。

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蓑毛の直線。さすがに3回も来ると穏やかな心で臨めるようになります(笑)。


事件が起こったのは、数ヶ月前から片側交互通行となり信号機が設置されている工事現場でのこと。
私は神奈川中央交通のバスを先頭に車が数台連なり最後尾に並んでいたので、数十秒待ってから警備員の誘導に従い、信号機が再び赤に変わるギリギリのタイミングで工事区間に進入しました。

ところが工事区間を進み出口の信号機がある場所を確認したくらいの瞬間、なんと対向の信号機が青に変わったらしく、信号待ちしていた対向車がこちらに進んで来たので若干スプリント気味に慌てて脱出。
そしてしばらく進むと菜の花台手前の若干勾配がキツくなる区間に入りますが、ここで左脚を攣ってしまいました…
止むを得ず菜の花台の駐車場に飛び込んでひと休みし、そこからごまかしごまかし頂上へ。

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脚を攣って初めてやって来た菜の花台。なかなかいい景色。


…と行かないのが私のバカなところで、頂上手前で重いギアを踏みながら黒いアルミロードで登っていくローディーに抜かれたので、負けてられるかと追走してしまいます(笑)。
緩斜面ではこちらの方が速く、勾配がきつくなると離されを繰り返し、付かず離れずの関係を保ちながら頂上へ。

最後のカーブを抜け売店が見えたところで、ふと「師匠」ことアレハンドロ・バルベルデよろしくスプリントしてチョイ差しを決めてやろうかという邪念が浮かび。


踏み込んだその瞬間。


両脚が同時に攣りました\(^o^)/


完全にバカですね(笑)。
まあ、登りのスピードが遅くて抜かれたのに頂上でチョイ差しというのは正直言ってかなりダサいですし、抜けなくてよかったのかもしれないということで(汗)。


帰りは頑張ったご褒美に裏ヤビツを下り、宮ヶ瀬から清川村、厚木を通って戸塚まで戻りました。
ヤビツ峠の頂上(標高761m)は15時頃でも22℃前後で非常に涼しく、下りでは肌寒いくらいでしたが楽しかったですね。

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やまびこ大橋から眺める宮ヶ瀬湖


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道の駅清川に立ち寄って、ふわふわのかき氷。緑。


以前ヤビツ峠に登った時も痛感しましたが、ペースを崩して無理をすると必要以上に消耗したり、脚を攣ったりと無用のトラブルにつながりますね。
本番までにもうちょっと練習しておきます(汗)。


◆走行ログ