Cyclo Cross Tokyo 2016
バレンタインデーよりも自転車だ!というわけではないですが、お台場へシクロクロス東京を観に行ってきました。
レインボーブリッジを背に走る宮内佐季子(TEAM CHAINRING)
シクロクロスは舗装路のみならず砂地や泥沼、斜面、階段、障害物なんでもござれのコースを30〜60分の制限時間内にどれだけ走れるかというルールで競われる自転車競技。
もともとはオフシーズンに練習に出たロード選手が隣町まで競争するのに近道をしようと畑の畦道を走ったのが起源などと言われていますが、とにかく「ロープで区切られただけ」の道無き道を自転車で駆け抜けるのが特徴です。
日本ではまだまだロードレース以上に認知度の低いスポーツではありますが、かえって世界トップクラスの選手を間近で見られ写真も撮り放題と、自転車好きにはたまらない素晴らしいイベントでした。
日本ではまず見ないAlchemyのCXバイクを駆るティム・アレン
(FEEDBACK SPORTS)
声援を受け笑顔で駆け抜ける「社会人の星」中村龍太郎
(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
優勝したジェレミー・パワーズ選手(アメリカチャンピオン、アスパイア・レーシング)と2位の小坂光選手(宇都宮ブリッツェン)、3位の竹之内悠選手(全日本チャンピオン、東洋フレーム)の走りは素人目にも段違いに素晴らしかったですね。
パワーズ選手の圧倒的な走りと、それに食らいつき最終周のフライオーバー手前、2つヘアピンが連なるところでパワーズ選手のインを差そうとする姿勢を見せた小坂選手の攻めの姿勢には心から拍手を送りたいと思います。
中盤トップを走っていた竹之内悠と、追走するジェレミー・パワーズ
最終周に勝利へ向けひた走るジェレミー・パワーズと食らいつく小坂光
レース後にはロードの全日本TTチャンピオンにして、休日にはありとあらゆる自転車レースに出場し練習としている「社会人の星」中村龍太郎選手に来ていただき、プチサイン会のような状態に。
間近でレース直後の機材を観察させてもらったのもいい経験でした。
中村龍太郎選手が使用していたBOMAのCXバイク
基本構成は105組みなのに、ブレーキはカンパニョーロのカンチブレーキ
さいたまクリテリウムの時もそうでしたが、自転車競技を現地で観戦すると自分も走りたくなりますね。
…シクロクロス、始めようかな。
兵どもが夢の跡