6bitの思考

自転車、モータースポーツetc... 思いついたことを取り留めもなく綴るブログ

iPhone死亡ライド

体育の日だった月曜日は山梨県の郡内地方までサイクリングに行って来ました。


戸塚駅を8時半に出発し、東海道線御殿場線を乗り継いで電車に揺られること1時間半、御殿場駅がスタート地点。
国府津駅からは久しぶりに313系に乗りましたが、近郊形電車としては後発なだけあって完成度が非常に高くいい電車ですね。
かつての東海道本線も今はローカル線、25mレールの心地よいジョイント音に胸を躍らせながら、戸塚から1回の乗り継ぎを挟んで1時間40分ほどで御殿場駅に到着します。

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富士の裾野に出て視界が開けるともうすぐ御殿場。

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1級山岳マウンテンライド

先週の日曜日はF1マレーシアGPを観たいので15時半、遅くとも16時には帰りたいということもあって、Twitterで何度も見かけてぜひ行ってみたいと思っていたマウンテンさんへ行ってきました。


行きは境川を北上し、町田から鶴川街道に入って広袴へ。
鶴川街道を走るのは初めてで、境川を外れてから恩田川、鶴見川まで分水嶺を2つ越えるのでそこそこアップダウンのある道かなと思ったら全然平坦な道で、さすがは古くから街道筋だけあって走りやすい道でしたね。

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いつもの送水管。境川で好きな風景のひとつ。


一旦小田急鶴川駅Twitterのフォロワーさんと会ってアイウェアの交換用レンズを受け取った後、これから近くのお店にカレーを食べに行くという話をしたら一緒に行こうということになったので、2km半ほど走ってマウンテンさんへ。
マウンテンと言っても抹茶スパゲッティなどゲテモノメニューで有名な名古屋の喫茶店とは関係なく、小田急線の鶴川駅からほど近い住宅地にあるカレー専門店です。

「スパイスにハマった」オーナーのこだわりが凝縮されたカレーで、正直お値段は安いとは言えないですが、スパイシーなカレーが好きな人にはぜひ一度訪れてもらいたいくらいに美味しかったです。

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チキンカレーのランチプレート1,380円。


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柔らかくジューシーなチキンが美味しかったです。


辛いのが苦手な方にはキーマカレーが甘口で、これもまた美味しいそうなのでこちらもぜひ。
さらに業態転換する前は喫茶店だったということもあって、食後に頂いた水出しコーヒーも豆の香りがしっかりしていて、酸味のないコーヒーが好きな私にはジャストミートでした。

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れーこ+160円。もしかしてオーナーは関西の方?


美味しいコーヒーを飲んでくつろいでいると、なんともう14時半。
ここからF1のスタートに間に合わせるための30km弱のタイムトライアルが始まりました(笑)

帰路はフォロワーさんと鶴川駅東口の交差点で別れた後、そのまままっすぐ跨線橋を南へ越えて中山へ行き、中山から中原街道、次いでかまくらみちで戸塚へというルート。
距離優先でこのルートにしたのですが、まあ横浜市郊外の起伏を存分に堪能できるコースでした(汗)。

中原街道も古くからある街道を整備した道路ではありますが、鶴川街道と違って整備時に起伏を無視してまっすぐルートを引き直したためか、細かなアップダウンが連続して脚を削られる道です。
首都圏在住のサイクリストの方にわかりやすいように言えば「尾根幹線を少し走りやすく、マイルドにしたような感じ」といったところでしょうか。
横浜市民なら尾根幹線まで走りに行かなくても中原街道で同じような練習ができると思います。

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逆光。全部こんな感じです。


かまくらみちではブラケットの先端だけを握る「なんちゃってTTポジション」で踏み続け、15時58分にギリギリ帰宅することに成功、無事にF1マレーシアGPのスタートを見ることができました(笑)。
レースも久々に面白かったですし、わざわざ自転車で往復60kmも走って食べに行っても後悔しない美味しいカレーを食べられて、走った距離は短いけれど充実した週末でした。


◆走行ログ

BRM925伊豆200 その2<小田原市内〜修善寺>

◆前回記事はこちら
BRM925伊豆200 その1<スタート〜小田原市内>


小田原市内〜山伏峠登り口

小田原の市街地を通り抜け、早川口交差点からの国道135号は初めて走る区間
東海道線のガードがいい目印になるので迷うことなく左折することができました。

真鶴街道は道幅が広くない上に白線には居眠り防止のための凹凸がありあまり端に寄れず、ドライバーによっては自転車に引っかかってすぐには抜いてくれなかったり、特に真鶴市街の前後に細かいアップダウンがあったりで、正直あまり走りやすい道ではありませんでした。
おまけに小雨が降って路面が濡れた状態だったので、この区間では雨中でのサイクリングを楽しむといった感じで30km/hを超えないくらいのペースで走行。

が、今回のブルベ第1のやらかしは根府川を過ぎたあたりで起こりました。
鈍色の海と空を眺めながら気持ちよく走っていると、蛍光色の反射ベストを着た人たちが集まるコンビニを通り過ぎ

第1PCをオーバーランしました

幸いすぐに気づいたので数十m戻るだけで済みましたが、せめてキューシートを見てステムにメモでも貼っておくべきでした(汗)。

PCとはフランス語で「Point de contrôle」の略で、英語で言えばチェックポイント。
ブルベではゴールまでの制限時間の他にPCにも制限時間が設定されており、これを超えてしまうと残念ながらその時点で失格となってしまいますが、ここまで42km強の道のりはほぼ平坦ということもあって余裕でクリアしました。

この区間でのハイライトといえば、やはり熱海。
「東洋のモナコ」とも言われる場所ですが、なるほど斜面にまで立ち並ぶ旅館の建物、湾曲した海岸線にはヨットが所狭しと並んでいる、と共通点が多いですね。

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少しコースを外れて、熱海親水公園からの眺め。

熱海市街地を出ると、上り坂でスピードが乗らない区間にトンネルがあり危険を回避するためか、往路は国道を外れてトンネルを3つ迂回するコースになります。
1つ目・2つ目のトンネルは迂回することができたのですが、3つ目の赤根トンネルは「あれ?迂回するんだっけ?まっすぐ行くんだっけ?」と悩んでいるうちにトンネルに進入。

\ブブブブッ/
オフコース


平成生まれの現代っ子らしくGPSで行くぞと意気込んだはいいものの、やっぱりキューシートを見て(ry
いやはや、Edgeとは別にeTrexが欲しくなった瞬間でした。

一応真面目にトンネルを通過したあと、合流地点から正規のルートを逆走してトンネル入り口まで引き返し、Uターンしてもう一度正規のルートを走り直しましたが、戻っている途中で他の参加者とすれ違って声をかけられて恥ずかしかったです(汗)。


◆山伏峠

多賀から静岡県道80号熱海大仁線に入り、今回のブルベ1つめの難所である山伏峠に入ります。
実はこのブルベに参加するとTwitterに書いた時、フォロワーの虫さんから脅しなんだか励ましなんだかよくわからないリプライをもらって戦々恐々としていました(笑)。

事前の情報では5kmの登りの平均勾配が10%、最大勾配は18%にも達するとのこと。
さらに登り口の手前にあるファミリーマートでお話しした大阪出身の参加者の方にも「壁みたいな坂ですよ」と言われ、距離は箱根の半分以下とはいえ一体何が大丈夫なのかさっぱりわからないですが(汗)、とりあえず登っていきます。

JR伊東線のガードをくぐると、目の前に現れたのは

( ゚д゚)!?

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写真を撮っている余裕なんてなかったのでストリートビューです(汗)。

いやなんですかこれ…(汗)
はるか上の方で他の参加者が必死にスタンディングで登ろうとしても全然前に進まないのが見えて、冗談抜きで壁のような坂でした。

おまけにここを越えてもコンスタントに10%を超える斜度の勾配が延々と4kmに渡って続き、勾配が緩んでふっと脚が軽くなったので「平地かな?」と思ってガーミンを見てみると「6%」と表示されていて驚くくらい感覚がおかしくなってしまいます(汗)。

ただ、景色は虫さんのおっしゃる通り本当に綺麗でした。
山伏峠の頂上に近づく頃には空もすっかり晴れ、相模湾との美しいコントラストが見られて、苦しんで登った甲斐がありましたね。

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頂上まで残り1kmくらいの地点から、素晴らしいオーシャンビュー。

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まっすぐ伸びる道路、登り8%(汗)。

5km苦しんで山伏峠を登り切った後は、少し息を整えてから修善寺まで12kmほどの長いダウンヒル
まさにご褒美といった感じで、人里に下りてきてから修善寺までは緩い下り勾配を35〜40km/hほどで駆け抜ける快走路が続き本当に楽しかったです。
写真を撮るのを忘れるくらい楽しかったので、景色は実際に走ってみてのお楽しみということにしておいてください(笑)。


以下つづく。

BRM925伊豆200 その1<スタート〜小田原市内>

前回までの記事で何度か触れていた通り、9月25日に開催されたVCR横浜あおば主催の200kmブルベ「BRM925あおば200km伊豆」に参加し、11時間6分で完走しました。
初めてのブルベで右も左も分からない状態から完走だけを目標にがむしゃらに走った結果、一度もタイムアウトの危機にさらされることなくゴールできたので、初めてにしては上出来かなと思います。
以下、役に立つかわからないですが、204kmを走って感じたことを取りとめもなく書いてみます。


◆コースの概要

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VCR横浜あおば公式サイト「BRM925あおば200km伊豆」より引用

藤沢市の北部、湘南台にある桐原公園をスタートし、相模川を越えて平塚市から国道1号、国道135号を通り相模湾に沿って熱海市まで南下。
伊豆多賀駅を過ぎたところで進路を西へ取り山伏峠を越えて修善寺へ下り、大見川を遡上するように温泉地として有名な湯ケ島を通過すると国士峠、次いで冷川峠を越えて伊東からふたたび相模湾沿いへ。
国道135号を越えて多賀からは途中真鶴市街、湘南銀河大橋の手前で別ルートを取るものの、ほぼ往路と同じコースを通り湘南台へ戻ってくる200km(実走距離204km前後)のコースです。

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BRM925あおば200km伊豆断面図(クリックで拡大)

断面図を見ると真ん中に山がピョンピョンピョンと3つ並んでいますが、左から順に山伏峠、国士峠、冷川峠です。
その他に伊豆半島東岸の真鶴、湯河原、熱海、伊東の市街地の前後は山に囲まれていてアップダウンがあり、前後の1/3ずつは平坦、真ん中の1/3は山岳コースといったプロフィール。

初めて参加するブルベにこれを選んだ理由は非常に明快で、

スタート地点が家から近いから(笑)

自宅からおよそ8kmほどということもあって、5時前に家を出ればブリーフィングが始まる5時半に間に合うので軽い気持ちでエントリーしました。
完走してから振り返ってみると、「まさかこんなにキツいとは…」ですが(笑)。


◆集合からスタートまで

集合地点に着くと既に20名ほどの出走者が集まっており、まず受付に行ってスタートリストに署名をした後ブルベカードを受け取り、必要事項を指示通りに記入します。
「スタートリストにサインをする」というのはいかにもグランツール出走前のサインボードを彷彿とさせて、サイクルロードレースファン的にはワクワクしますね(笑)。

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桐原公園でスタートを待つ参加者

その後5時半からブリーフィングが始まり、200kmブルベで初心者が多いということもあってブルベについての簡単な説明と、コース上の注意点に関する説明がありました。
コースの説明ではまず山伏峠の登り口について説明があったのですが、

登り始めると修善寺まで一切補給できません

続いて国士峠は、

すれ違う車もないような道です
落ちたらサヨナラですので気をつけて下さい


なんですかそれ怖すぎでしょ(汗)。
まあ、ここまで来たら走るしかないのですが。

ブリーフィングの後は車検でしたが、こちらはあっさり終了しました。そして車検が終わった人から順にスタートしていきます。


◆桐原公園〜小田原市

と言っても、スタートしてから第1PCまではトレインに乗っかって楽をするために全く写真を撮っていないので面白くもなんともないのですが(汗)。
やはり人の後ろについて空気抵抗を避けながら走るのと単独走行とでは必要な出力が全然違います。自然発生的にトレインが形成されるので乗っていくのが楽でいいですね。

平塚市内に入ったところでトレインの2番目になり、ずっと牽いてもらうのも申し訳ないなと思って大磯町に入るところで前に出て牽引開始。
…のつもりが、前を走っていた方はそれほどスタートダッシュが強くない方だったので、すぐに単独走行に(汗)。なんだかタダ乗りした挙句に千切っていく不届者のようになって申し訳ないですね…

二宮町あたりで前の小集団に追いついたものの、信号待ちで千切れたあと先頭になった方が単独での巡航があまり速くない方でペースが落ちて来ました。
そうこうしていると後ろからどこかのチームの練習と思しきトレインが。

すかさずブリッジを掛けてタダ乗りしました(笑)

いやあ、速い速い。
ずいぶん楽させてもらった上に、ついていけなくなって酒匂川の手前で千切れるまでは35〜40km/hで巡航できたのではないかなと思います(笑)。
まあ、こんなことに脚を使ったのが後々効いてくるわけですが…


以下つづく。